SOMAと日本企業の絆を強化
TJCS • June 2, 2025
名古屋で歓迎レセプション
カナダのものづくり一大拠点エリアで構成される「Southwestern Ontario Marketing Alliance(SOMA)」のミッションメンバーを迎えたネットワーキングレセプション(SOMA, 在名古屋カナダ領事館主催、TJCS後援)が15日、名古屋市で開かれ、自動車、航空関連の企業などから約50人が参加し、SOMAの戦略や方向性などについて情報交換し、継続的なパートナーシップについて確認し合いました。
SOMAからは、レン・マギャール SOMA会長、ウッドストック市のジェリー・アッチオーネ市長、インガソル市のブライアン・ペトリー市長、ストラットフォード市のマーティン・リツマ市長、セントトーマス市のジョー・プレストン市長、パース郡のダグ・ケラム行政長官らが出席しました。

マギャールSOMA会長が、SOMAに関連する動きや地域の強みについて、次のように説明しました。
1. SOMAについて
- SOMAは、カナダ・オンタリオ州南西部コミュニティーの地域経済開発パートナーシップであり、外国直接投資の誘致に向けて連携している。
- SOMAは、工業用地の斡旋、立地選定の支援、資金助成プログラムに関して政府のシニアレベルでの連携促進、そして企業が人材を確保するための雇用サービスの提供など支援している。
- デトロイトとトロントの間に位置し、トロントから約1時間半と地理的にも優れた立地。
2. 地域の強みとインフラ
3. 主要産業と投資
4. 多くの日本企業とビジネスエコシステム
- 多くの日本関連企業がSOMA地域に進出している。
- これらの企業の存在は、新たな日本企業の投資を支えるエコシステムを形成しており、同業者とのつながりや経験の共有、既存の経営者から学ぶ機会を提供している。
- この確立されたネットワークは、さらなる日本企業をこの地域に誘致する上で大きな魅力。
5. 貿易・輸出・国際協定
- SOMAは、その立地とインフラをいかし、アメリカおよびメキシコ への輸出拠点として位置づけられている。
- カナダは、中南米諸国や欧州諸国と自由貿易協定(FTAs)を締結しており、包括的かつ先進的な環太平洋パートナーシップ(CPTPP)の加盟国でもある。これにより、この地域の企業にとって市場へのアクセスが拡大している。
在名古屋カナダ領事館のデイヴィッド・パデュー領事が歓迎あいさつで「SOMAの日本訪問が20年にわたって継続されている」と強調し、参加者とともに、今後の継続的なパートナーシップを確認し合いました。